ペトログラフのお話
ペトログラフあるいはロックアート。
文字を持たない先人たちが、
自分たちの足跡を残すのに、
岩を削って色々な絵を描き残しています。
最初に私の興味を引いたのは、
エジプトの象形文字でした。
ピエログラフは、
漢字のように「音」と「訓」があり、
つなげて描くと文字の働きがありますが、
ペトログラフはちがいます。
ネイティヴアメリカンの文化を知ると、
エジプト文明のように発達はしなくても、
あとから来る者に伝える情報は、
ペトログラフで充分だったのでしょう。
それは、
ポリネシア人がハワイに渡った時も同じだったようで、
ハワイの島々にもペトログラフが残されています。
ハワイアングッズに「ロコペリ」というのがあるのはご存知ですか?
ネイティヴアメリカンのホピ族の精霊(カチナ)に「ココペリ」と呼ばれているものがありますが、
豊穣の神として親しまれています。
これは、10年以上前にデザインしたココペリのマットです。
そして虹を渡ってハワイに辿り着いたココペリが、
「ロコペリ」として人気が根付いたようです。
以前リバースアップリケでデザインしたロコペリとペトログラフですが、
久しぶりに作り直してみようと思います。
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